1971 富士マスターズ250Km 1971.10.10.

日本の名レース100選の14号は、風戸裕が優勝した、富士マスターズ250Kmレースです。このレースは土砂降りの雨の中、アダモウィッツのマクラーレンM12を、生沢のポルシェ917Kと風戸の908Mk2が追いかける展開で、トラブルで遅れたアダモウィッツを逆転して、風戸裕がGC初優勝しました。
画像

本を読んでいて、風戸裕という一人の青年について考えさせられました。彼を初めて知ったのは1969年の日本GP、ポルシェ910に乗っていい走りをしていました。確か成蹊大学の現役で20歳そこそこさったと思います。その後は、速いマシンを手に入れこの1971年は当時北米で盛んであったCan-AmレースにローラT222で挑戦して、5位入賞1回の他にも入賞を繰り返し総合でも10位になっています。J.スチュアートやD.ハルム、B.マクラーレンと言った現役のF1ドライバーも挑戦していた中でのこのランキングですから評価できますね。

さて翌年からは、舞台をヨーロッパに移してF2挑戦、2年間は今一歩でしたが、運命の3年目の1974年はシェブロンのワークスF2での参戦が決定し、期待も大きいシーズンとなりましたが、魔の6月の富士GCレースのスタート直後の多重衝突で帰らぬ人となってしまいました。
一方で彼は、NOVAエンジニアリングの創設者でもあり、レーシングビジネスを真剣に考えた最初の日本人ドライバーだったかもしれません。
今、私が勤務している会社は1972年(当時は、私はまだ学生でしたが)シーズンのスポンサーの1社だったのも今思えば面白いことですね。

「サーキットの狼」という漫画が後日発表され、世に言う「スーパーカーブーム」が起こりますが、主人公の風吹裕矢は、作家の池沢さとしさんが風戸ファンだったこともありこの名前がつけられたそうです。まだ日本でF1が遠い世界であったころ、一番F1に近いところにいた青年だったのかもしれません、風戸裕は。

こんなブログああります。結構F1が趣味な方らしく、J.Clark Room(旅行記&写真集)もあります。
「サーキットの狼」 → http://www.geocities.co.jp/MotorCity/2907/

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

2006年09月02日 08:15
漸くこの本を買うことができました。この年の富士GCには行っておらず残念なことをしました。風戸裕のPorsche908は今年のEssen Classicaに出ていました。またシェブロンもアメリカに渡ったようです。2005年のWine Country Classicに出ています。http://www.pac1.net/photos/050604_wine_country_classic/DSC_2300.JPG
2006年09月02日 12:01
otus49ford さん、この年のGCは、酒井選手のマクラーレンM12や、シェブロン、ローラの2リッターマシンなどが混在した、変なシリーズだっとと記憶しています。
風戸のシェブロンですが、燃えてしまったロングテール仕様が個人的には好きです。

この記事へのトラックバック

  • 「1971 富士マスターズ250Km 1971.10.10.」について

    Excerpt: 「1971 富士マスターズ250Km 1971.10.10.」について 早速この本を買ってきて読みました。あの時代が走馬灯のようによみがえってきました。本にも書いてありましたが、当時はなぜか雨のレース.. Weblog: 妖怪のひとりごと racked: 2006-08-31 21:57
  • '71 富士マスターズ250キロ

    Excerpt: GC(グラチャン、あるいはグランチャン)初年度の最終戦のレースです。 Weblog: とりあえずモータースポーツ racked: 2006-09-01 00:59
  • tramadol online

    Excerpt: たまに来ますのでよろしくお願いします。 Weblog: tramadol online racked: 2006-09-12 03:17